2016/01/21

【Gmail】Gmailで送受信出来ない場合の対処法

Gmailのフォーラムを見ているとたまにある質問で、「メールの送受信が出来ない」というものがあります。
Gmailをメインのメールアドレスにしている場合、これはとても困る事になるかと思いますので、今回はGmailで送受信が出来なくなった時の対処法を紹介します。

【本当に受信できていないか確認する】

受信に関しては、受信しているがそのことに気づいていない可能性があります。
以下のヘルプを参考に、本当にメールを受信していないか確認してみてください。

【すべてのメールが送受信できない時】

もしもすべてのメールに関して送受信が出来ない場合、ドライブストレージの容量不足が原因である可能性が高いです。

Googleアカウントには各アカウントにそれぞれデフォルトで15GBの保存容量が割り当てられています。
この保存容量ですが、実はGmail/Googleドライブ/Googleフォトの3つのサービスで共用になっています。
当然Gmailで送受信したメールもどこかに保存されているわけで、その保存にこのドライブストレージが利用されているわけです。
そのため、ドライブストレージが容量オーバーすると「メールが保存できない=送受信が出来ない」ということになってしまいます。

<対処法>

  1. まず、ドライブストレージの状況を確認する
  2. マウスカーソルを円グラフに乗せると詳細が表示されるので、どのサービスが容量を消費しているか確認する

<Googleドライブが容量を消費している場合>
  1. Googleドライブが消費している場合、割り当て量にアクセスし、どのファイルが容量を消費しているか調べる
  2. 容量を消費している不要なファイルがあれば削除する
  3. ゴミ箱内に残ったままだと容量が開放されないので、ゴミ箱内からも削除する
<Gmailが容量を消費している場合>
  1. Gmailで「larger:5M」と検索する(「容量が5MBより大きいメール」という意味)
  2. 不要なメールを削除する
  3. ゴミ箱内に残ったままだと容量が開放されないので、ゴミ箱内からも削除する

<Googleフォトが容量を消費している場合>
  1. Googleフォトにアクセスする
  2. 設定を開く
  3. 「容量を開放」をクリックし、画面にそって操作していく

    ※詳しくはこちらを参照してください。

これで容量が開放されたので、再度ドライブストレージで確認してみてください。
ただし、数GBものデータを一気に削除すると、サーバーの更新の関係で反映に時間がかかる場合があります。
もしも容量を開放したのに依然メールの送受信が出来ない場合、しばらく時間を空けてから再度確認してみてください。

【特定のメールアドレスのみ送受信出来ない場合】

メールアドレスには「RFC 5321」という世界共通の国際基準があります。
これは何かというと、メールアドレスを作成するときに使っていい文字列などの取り決めです。
なぜこんなものがあるかというと、自分勝手なメールアドレスを作成されるとメールの送受信に問題が発生してしまうからです。
はがきを送るときに、住所欄に「近所の空き地の向かいの家」なんて書かれたら配達員が困ってしまうのと同じですね。

基本的にこれに違反するメールアドレスを利用されることはないのですが、日本で言うとdocomoかauのメールアドレスを利用している場合、「RFC 5321」に準記していないメールアドレスを利用している場合があります。
実は、docomoとauは数年前までこれに違反したメールアドレスの仕様が許可されていました。
例えばdocomoだと、2009年4月1日以前がこれに該当します。
なお、現時点ではdocomo/auともに「RFC 5321」に準記していないメールアドレスの取得は出来なくなっています。

<確認すべきこと>

よくあるものとして、以下のようなメールアドレスがあります。
  • @の直前に"."がある
    • (例)abc.@docomo.ne.jp
  • "."が2つ以上連続する
    • (例)a..bc@docomo.ne.jp
もしもこれらに該当する場合、Gmail側では対処することが出来ず、他のメールアドレスに送るか、そのメールアドレスの所有者にメールアドレスを変更して貰う必要があります。

今回はGmailだけを取り上げましたが、RFC 5321に準記していないメールアドレスに対応していないサービスは他にもある可能性が高く、そのようなメールアドレスを使用している倍は早いうちに変更することを強くおすすめします。
本来は禁止されているメールアドレス(利用者側は知るすべは殆ど無いので、利用者を責めるわけではありません)なので、相手が対応していなくてある意味当然です。

【関連ページ】




2016/01/21 公開
2016/02/26 「本当に受信できていないか確認する」を追加

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